第156話偽親友のシチュエーションは全部存在する

「わかりました。理解しました」

フランクは考え込むように頷き、静かにため息をついた。

「フォスター先生、ローズは本当にあなたのことを信頼しているようですね。私にはそんな話をしたことがありませんから」

シャーロットは納得した様子で、冷静に答えた。

「あなたは彼女のお兄さんですから。彼女が今のような状態になった理由の一部は、あなたにもあるんです。当然、そんなことをあなたに話すわけがありません」

「ところで、もう一つお話ししておきたいことがあるのですが」

フランクはシャーロットを見つめ、聞く姿勢を示した。

シャーロットは少し躊躇したが、単刀直入に言うことにした。

「ローズがアレックス...

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